KIGâRUについて

DIYをもっと気軽に、初心者から上級者まで楽しむための木材の知識

DIYをもっと気軽に、初心者から上級者まで楽しむための木材の知識

DIYは、自分好みに自由な方法で家具を作れたり、世界に一つだけのオリジナルが作れるという特別感、そして場合によっては既製品よりもコストが抑えられるという面から、近年人気が高まっています。

DIYでは木材を主な材料として使います。木材はホームセンターでも簡単に手に入りますが、初心者の方には豊富な種類から目的に応じた木材を選ぶのが難しいこともあります。なぜなら、DIYに使う木材にはそれぞれ特徴があり、扱いやすさも木の種類によって変わるからです。

そこでこの記事では、DIYでよく使う木材の特徴や用途について詳しくお伝えします。初めてDIYをされる方はもちろん、セルフリノベーションや本格的な家具作りをされる上級者の方も参考にしていただければ幸いです。

DIYでよく使われる木材の特徴と使用シーン

まずはDIYでよく使われる木材の種類とそれぞれの特徴、使用シーンをご紹介します。目的に応じて適した木材を選び、DIYを楽しみましょう。

針葉樹(スギ・ヒノキ・カラマツなど)

スギは地面から垂直に成長するため、木材に加工した際に表れる木目が美しいのが特徴です。通気性が高く空気を含んでおり、木目に触れるとほのかに温かみを感じられます。

軽く柔らかい素材で加工がしやすく、建材や家具・建具、フローリングなど様々な用途で使われています。もちろん、DIYでもよく使われる木材です。テーブルやベンチ、子ども用のおもちゃなどを作るためにスギを選ぶ方も多いです。

一方でその柔らかさから、無垢材として使用するときには傷がつきやすいことを覚えておきましょう。ついた傷は経年変化による「味」と捉えると、木の自然な風合いを楽しめます。

ヒノキは芳醇な香りがすることで知られており、木肌は白に近い色で高級感を感じられる木材です。後に解説するカラマツに比べると軽量・柔軟で、長期間の保存にも適した実用性の高い木材です。

カラマツは針葉樹の中では丈夫な木材に分類されます。スギやヒノキに比べて重くて硬めなのが特徴です。カラマツの中心部分は、若い木は比較的淡い色ですが、樹齢が増すほど褐色に変化していきます。木目はらせん状になっており、木肌は粗いです。仕上げ材として使う場合は丁寧に研磨する必要があるでしょう。

広葉樹(タモ・オーク)

タモはモクセイ科トネリコ属の広葉樹で、製材されたものが「タモ」と呼ばれています。硬くて重厚なタモは広葉樹の中では加工がしやすく、肌触りはなめらかです。ナチュラルな色合いでどんな雰囲気にも馴染むことができ、均一な木目で弾力性があるため、家具材や内装材に多く利用されています。

SPF材

SPF材は、DIYでよく使われている木材です。Spruce(エゾ松)、Pine(松)、Fir(もみ)、3種類の木材を総称したものを言います。SPF材のほとんどが輸入材であり、材質が柔らかく軽量で、早く育つ木のため安価で販売されています。

集成材

集成材は木目の綺麗な部分を接着剤で組み合わせて作られた木材です。節や割れなどが取り除かれているため、一枚板(無垢材)などに比べてまっすぐで割れが少ないのが特徴です。

幅はぎ材

幅はぎ材は、無垢板を幅方向に接ぎ合わせて作られています。無垢の一枚板と比較すると、反りにくく割れにくい板になります。また、集成材よりも一つの材が大きく接合部分が少ないため、より一枚板に近い風合いを出すことができるのも特徴の一つです。

これからDIYを始める人が扱いやすい木材は?

これからDIYを始める方が扱いやすい木材は、スギなどの針葉樹をはじめ、SPF材や集成材などが挙げられます。SPF材や集成材は扱いやすいように加工されており、無垢材に比べて使いやすく失敗が少ない木材です。

DIY上級者向けの木材とは?

DIY上級者には、扱いが難しいとされているタモやオークなどの広葉樹や、無垢材、合板などの利用もおすすめです。重厚感があり表面強度も優れている広葉樹を使うことで、DIYの幅が広がり、作る家具のバリエーションやグレードもアップします。

KIGâRUがおすすめするDIYアイテム

前の2章を受けて、KIGâRUがおすすめするDIYアイテムを紹介し、商品個別ページに繋げる

まとめ

DIYに使用されるさまざまな種類の木材は、木の種類によって特徴があります。初心者には加工が難しい木材もあるため、それぞれの木の特徴を知り、ご自身の技術に適した材料を選ぶことが大切です。

「KIGâRUについて」一覧に戻る