KIGâRUについて
【自伐型林業を応援】人と森が共存する「サステナブルな森」を目指して
サステナブルな林業である「自伐型(じばつがた)林業」をご存知でしょうか? 自伐型林業は「小さな林業」とも呼ばれており、所有者自らが森を管理し、小規模の伐採を繰り返す方法です。 小規模な林業のため初期投資が少なく、少人数でも施業ができることから、担い手不足の解決につながる可能性があり、日本の林業が抱える課題の解決策として注目されています。 この記事では、自伐型林業とは何か、現行の林業との違いや、自伐型林業から生み出される木材の価値について解説します。 サステナブルな林業「自伐型林業」とは?現行林業との違い 自伐型林業とは、森林の所有者自らが森林の施業や管理を行う自立・自営の林業です。 特徴として、自伐型林業では小規模の範囲内を定期的に伐採する「間伐(かんばつ)」を行います。そのため環境への負荷を抑え、生態系豊かな森づくりにつながります。 現行の林業とどのような違いがあるのか、ここからさらに詳しく解説します。 所有者・経営者について 現行林業は森の管理・伐採・出荷などの作業を経営体から外部企業に委託する形で行います。それに対し自伐型林業は、基本的には森の所有者が経営や施業を自らの手で行います。現行林業に比べると小規模な事業であるため、家族経営や兼業も可能です。 伐採方法について 現行林業では、大規模重機を使って伐採を行いますが、自伐型林業は現行林業に比べて少人数、小規模重機で森林を定期的に伐採する「間伐」を行います。小分けに木を切るため、間伐せずに残った木は樹齢を重ねることができます。 生産量について 間伐が中心の自伐型林業は、現行林業に比べて木材の生産量は少なめです。ただし、同じ山から少量ずつ、定期的に木材を生産できる傾向があります。 自伐型林業は森林経営の新たな形 自伐型林業は、日本の森林経営に適していると言われています。その理由は、森林の地形や環境、そして地域課題と自伐型林業の経営スタイルがマッチしているからです。 担い手不足の解決策として 日本の山は複雑な地形をしている場所が多く、森林作業のスペースや木材運搬に用いる林道の確保が難しいケースがあります。そのため、大型重機を使った伐採では作業の効率性と利益性に問題があり、専業かつ長期的に経営することに対して消極的な森林所有者が多いのが現状です。 自伐型林業は、小規模な林業のため少人数でも施業でき、副業・兼業も可能なことから、継続性の高い林業として従事者が増えるのではないかと期待されています。 参照:林野庁 森林・林業政策の現状と課題について 防災対策 自伐型林業は、防災対策にも貢献します。 大規模な伐採により土壌を弱めることがないため、災害に強い森林づくりにつながります。また、小規模重機で行う間伐が中心の自伐型林業は、大型重機を通すような幅広の作業道が不要となります。これも土砂災害のリスクを減らすことにつながります。 移住・定住の促進 少人数、小規模で施業できる自伐型林業の登場は、林業参入へのハードルを下げたとも言えます。中山間地域を擁する地方自治体は、これを移住定住促進の機会として捉え、Iターンの受け皿としてPRするケースも出てきました。 代表的なのが、高知県佐川町です。佐川町は自伐型林業と「地域おこし協力隊制度」を組み合わせ、東京などの都心から移住者を募り、林業の担い手を増やす施策を展開しています。 自伐型林業は地方移住の新たな選択肢としても注目されています。 参考:https://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/01/010999/renkei-nidankaiiju/special_list/single11.html 自伐型林業から生み出された国産材の価値 自伐型林業から生み出される国産材を使った家具を選ぶことは、日本の森林保護や地域経済の活性化を応援することにつながります。...
【自伐型林業を応援】人と森が共存する「サステナブルな森」を目指して
サステナブルな林業である「自伐型(じばつがた)林業」をご存知でしょうか? 自伐型林業は「小さな林業」とも呼ばれており、所有者自らが森を管理し、小規模の伐採を繰り返す方法です。 小規模な林業のため初期投資が少なく、少人数でも施業ができることから、担い手不足の解決につながる可能性があり、日本の林業が抱える課題の解決策として注目されています。 この記事では、自伐型林業とは何か、現行の林業との違いや、自伐型林業から生み出される木材の価値について解説します。 サステナブルな林業「自伐型林業」とは?現行林業との違い 自伐型林業とは、森林の所有者自らが森林の施業や管理を行う自立・自営の林業です。 特徴として、自伐型林業では小規模の範囲内を定期的に伐採する「間伐(かんばつ)」を行います。そのため環境への負荷を抑え、生態系豊かな森づくりにつながります。 現行の林業とどのような違いがあるのか、ここからさらに詳しく解説します。 所有者・経営者について 現行林業は森の管理・伐採・出荷などの作業を経営体から外部企業に委託する形で行います。それに対し自伐型林業は、基本的には森の所有者が経営や施業を自らの手で行います。現行林業に比べると小規模な事業であるため、家族経営や兼業も可能です。 伐採方法について 現行林業では、大規模重機を使って伐採を行いますが、自伐型林業は現行林業に比べて少人数、小規模重機で森林を定期的に伐採する「間伐」を行います。小分けに木を切るため、間伐せずに残った木は樹齢を重ねることができます。 生産量について 間伐が中心の自伐型林業は、現行林業に比べて木材の生産量は少なめです。ただし、同じ山から少量ずつ、定期的に木材を生産できる傾向があります。 自伐型林業は森林経営の新たな形 自伐型林業は、日本の森林経営に適していると言われています。その理由は、森林の地形や環境、そして地域課題と自伐型林業の経営スタイルがマッチしているからです。 担い手不足の解決策として 日本の山は複雑な地形をしている場所が多く、森林作業のスペースや木材運搬に用いる林道の確保が難しいケースがあります。そのため、大型重機を使った伐採では作業の効率性と利益性に問題があり、専業かつ長期的に経営することに対して消極的な森林所有者が多いのが現状です。 自伐型林業は、小規模な林業のため少人数でも施業でき、副業・兼業も可能なことから、継続性の高い林業として従事者が増えるのではないかと期待されています。 参照:林野庁 森林・林業政策の現状と課題について 防災対策 自伐型林業は、防災対策にも貢献します。 大規模な伐採により土壌を弱めることがないため、災害に強い森林づくりにつながります。また、小規模重機で行う間伐が中心の自伐型林業は、大型重機を通すような幅広の作業道が不要となります。これも土砂災害のリスクを減らすことにつながります。 移住・定住の促進 少人数、小規模で施業できる自伐型林業の登場は、林業参入へのハードルを下げたとも言えます。中山間地域を擁する地方自治体は、これを移住定住促進の機会として捉え、Iターンの受け皿としてPRするケースも出てきました。 代表的なのが、高知県佐川町です。佐川町は自伐型林業と「地域おこし協力隊制度」を組み合わせ、東京などの都心から移住者を募り、林業の担い手を増やす施策を展開しています。 自伐型林業は地方移住の新たな選択肢としても注目されています。 参考:https://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/01/010999/renkei-nidankaiiju/special_list/single11.html 自伐型林業から生み出された国産材の価値 自伐型林業から生み出される国産材を使った家具を選ぶことは、日本の森林保護や地域経済の活性化を応援することにつながります。...
国産木材と暮らす。もっと森を身近に感じてみませんか?
1955年に木材輸入の自由化が始まって以降、建築やDIYの現場では長らく輸入木材が使用されてきました。しかし近年では、再び国産木材を利用しようという動きが見え始めています。 なぜ今、国産木材の利用に注目が集まっているのでしょうか。国産木材で作られた建築物や家具などは、私たちの暮らしにどんな彩りを添えてくれるのでしょうか。 この記事では、国産木材を取り巻く背景や、再び注目されるようになった理由、価値ある利用の方法などをお伝えします。 国産木材の利用が注目されるようになった背景 林野庁が公表する「木材供給量及び木材自給率の推移」によると、1955年に木材輸入の自由化が始まって以降、国産木材の利用(木材自給率)は低下傾向にありましたが、2005年ごろから再び自給率が高まる兆しを見せています。 このように、国産木材の利用に再び注目が集まるにはいくつか理由があります。 国内に伐採適齢期の木が増えたから 木材輸入の自由化は、戦後の復興や高度経済期の建築ラッシュで木材の需要が高まったことをきっかけに行われました。当時の国内の森林には需要に耐えうるだけの十分な量の木が生えておらず、植林にて育つのを待っている状態でした。木が育ち、木材として使用できるまでにはおよそ50〜60年かかります。よって、近年まで国産木材は使いたくても使えず、輸入材に頼る必要がありました。2020年代に入り、国内の森林の木は樹齢50〜60年の伐採適齢期を迎えています。 そこで、再び自国の木材で自国の需要をまかなおうという動きが起こり、2010年には「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律(現:脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律)」が制定されました。これにより、公共も民間も国産木材の利用推進に大きく舵を切ることになります。 国産木材の利用は地域の森林保全につながる 「木材生産のために国内の木を大量に伐採したら、また木が無くなったり、環境破壊につながるのでは?」という疑問を持つ方も少なくないはずです。これに関しては、後述する「新しい林業の形態」により、森林を守りながらも必要な木材を切り出すことができるようになってきました。 それよりも深刻なのは、人の手による管理がされない放置林が国内に数多くあることです。管理がされず、木が生えっぱなしで密集している森林には、日光が差し込みづらくなります。すると、新たな木の生育に影響が出てきます。土の中に木の根が張りにくくなり、大雨等で地滑りが出やすい地盤の脆さにもつながります。 こうした状況の森林が、日本国内には増えてきました。実は国産木材の利用を促すことは、「適切な量の木材を切り出し、国内の森林を保全すること」につながるのです。 新たな林業形態の登場 国産木材の利用に注目が集まるもう一つの理由に「小さな林業」と呼ばれる「自伐型林業」の登場があります。自伐型林業とは、少人数・小型重機で木を定期的に間引く作業のことで、前述した国内の森林保全と非常に相性の良い林業形態です。 従来型の林業は、大人数・大型重機で一度に多くの木を伐採するため、大きな経営体でないと維持できない側面がありました。自伐型林業の場合、従来型の林業に比べて少人数で経営が可能な規模で林業を行うため、人口減少が叫ばれる昨今では、よりサステナブルな手法として注目されています。 国産木材の利用に注目が集まる背景には、時代の変化と共に移り変わる木材の需要や法律、国内の森林保全の状況や課題、それを解決するための新たな林業の登場など、いろいろな要素が関わっています。 しかしながら、実際に国産木材が使われなければ、木材自給率が上がることはありません。やはり私たち自身が国産木材に対して、食べ物と同じように「自分の国のものだと身近に感じてほっとする」と感じているからこそ、木材自給率が徐々に回復しているのではないでしょうか。 国産木材の特徴と流通経路 四季があり、夏と冬で寒暖差が激しい日本の環境下で育った国産木材は、年輪の幅が狭く美しい木目が出るのが特徴です。最も生産量の多いスギをはじめ、ヒノキやケヤキなどの種類があり、それぞれのナチュラルな色合いも好まれる傾向にあります。 一方で、輸入材に比べて流通量が少なく、とりわけ一般消費者が木材購入の場所として利用するホームセンターなどでは取り扱いがない場合もあります。 伐採適齢期を迎えた国産木材を有効活用するための流通経路の整備が急がれます。当ショップKIGâRUは、プロの方からご家庭でDIYを楽しむ方まで気軽に国産木材を手に取っていただけるよう「オンラインホームセンター」のコンセプトでさまざまなアイテムを取り揃えています。 国産木材の活用事例を紹介 ここからは、国産木材がどんなシーンで活用されているのか、いくつか事例をご紹介します。 ①公共施設の建材として これまで鉄骨のイメージが強かった公共施設の建材に、国産木材が使われている事例があります。例えば江東区立有明西学園では、校舎を国産木材により木造化しました。山梨県のスポーツ施設である富士ウッドストレートでは、山梨県産スギ材を天井と壁に使用しています。 ※上記の事例は林野庁資料より紹介しています。 ②保育園や認定こども園の木質空間化 木との触れ合いを通じて森林の大切さを学ぶ「木育」の観点で、保育園や認定こども園の木質空間化が進んでいます。 国産木材を使った机や椅子、おもちゃに日常的に触れ、親子ともに国内の森林資源の豊かさを感じてもらう取り組みが行われている事例があります。...
国産木材と暮らす。もっと森を身近に感じてみませんか?
1955年に木材輸入の自由化が始まって以降、建築やDIYの現場では長らく輸入木材が使用されてきました。しかし近年では、再び国産木材を利用しようという動きが見え始めています。 なぜ今、国産木材の利用に注目が集まっているのでしょうか。国産木材で作られた建築物や家具などは、私たちの暮らしにどんな彩りを添えてくれるのでしょうか。 この記事では、国産木材を取り巻く背景や、再び注目されるようになった理由、価値ある利用の方法などをお伝えします。 国産木材の利用が注目されるようになった背景 林野庁が公表する「木材供給量及び木材自給率の推移」によると、1955年に木材輸入の自由化が始まって以降、国産木材の利用(木材自給率)は低下傾向にありましたが、2005年ごろから再び自給率が高まる兆しを見せています。 このように、国産木材の利用に再び注目が集まるにはいくつか理由があります。 国内に伐採適齢期の木が増えたから 木材輸入の自由化は、戦後の復興や高度経済期の建築ラッシュで木材の需要が高まったことをきっかけに行われました。当時の国内の森林には需要に耐えうるだけの十分な量の木が生えておらず、植林にて育つのを待っている状態でした。木が育ち、木材として使用できるまでにはおよそ50〜60年かかります。よって、近年まで国産木材は使いたくても使えず、輸入材に頼る必要がありました。2020年代に入り、国内の森林の木は樹齢50〜60年の伐採適齢期を迎えています。 そこで、再び自国の木材で自国の需要をまかなおうという動きが起こり、2010年には「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律(現:脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律)」が制定されました。これにより、公共も民間も国産木材の利用推進に大きく舵を切ることになります。 国産木材の利用は地域の森林保全につながる 「木材生産のために国内の木を大量に伐採したら、また木が無くなったり、環境破壊につながるのでは?」という疑問を持つ方も少なくないはずです。これに関しては、後述する「新しい林業の形態」により、森林を守りながらも必要な木材を切り出すことができるようになってきました。 それよりも深刻なのは、人の手による管理がされない放置林が国内に数多くあることです。管理がされず、木が生えっぱなしで密集している森林には、日光が差し込みづらくなります。すると、新たな木の生育に影響が出てきます。土の中に木の根が張りにくくなり、大雨等で地滑りが出やすい地盤の脆さにもつながります。 こうした状況の森林が、日本国内には増えてきました。実は国産木材の利用を促すことは、「適切な量の木材を切り出し、国内の森林を保全すること」につながるのです。 新たな林業形態の登場 国産木材の利用に注目が集まるもう一つの理由に「小さな林業」と呼ばれる「自伐型林業」の登場があります。自伐型林業とは、少人数・小型重機で木を定期的に間引く作業のことで、前述した国内の森林保全と非常に相性の良い林業形態です。 従来型の林業は、大人数・大型重機で一度に多くの木を伐採するため、大きな経営体でないと維持できない側面がありました。自伐型林業の場合、従来型の林業に比べて少人数で経営が可能な規模で林業を行うため、人口減少が叫ばれる昨今では、よりサステナブルな手法として注目されています。 国産木材の利用に注目が集まる背景には、時代の変化と共に移り変わる木材の需要や法律、国内の森林保全の状況や課題、それを解決するための新たな林業の登場など、いろいろな要素が関わっています。 しかしながら、実際に国産木材が使われなければ、木材自給率が上がることはありません。やはり私たち自身が国産木材に対して、食べ物と同じように「自分の国のものだと身近に感じてほっとする」と感じているからこそ、木材自給率が徐々に回復しているのではないでしょうか。 国産木材の特徴と流通経路 四季があり、夏と冬で寒暖差が激しい日本の環境下で育った国産木材は、年輪の幅が狭く美しい木目が出るのが特徴です。最も生産量の多いスギをはじめ、ヒノキやケヤキなどの種類があり、それぞれのナチュラルな色合いも好まれる傾向にあります。 一方で、輸入材に比べて流通量が少なく、とりわけ一般消費者が木材購入の場所として利用するホームセンターなどでは取り扱いがない場合もあります。 伐採適齢期を迎えた国産木材を有効活用するための流通経路の整備が急がれます。当ショップKIGâRUは、プロの方からご家庭でDIYを楽しむ方まで気軽に国産木材を手に取っていただけるよう「オンラインホームセンター」のコンセプトでさまざまなアイテムを取り揃えています。 国産木材の活用事例を紹介 ここからは、国産木材がどんなシーンで活用されているのか、いくつか事例をご紹介します。 ①公共施設の建材として これまで鉄骨のイメージが強かった公共施設の建材に、国産木材が使われている事例があります。例えば江東区立有明西学園では、校舎を国産木材により木造化しました。山梨県のスポーツ施設である富士ウッドストレートでは、山梨県産スギ材を天井と壁に使用しています。 ※上記の事例は林野庁資料より紹介しています。 ②保育園や認定こども園の木質空間化 木との触れ合いを通じて森林の大切さを学ぶ「木育」の観点で、保育園や認定こども園の木質空間化が進んでいます。 国産木材を使った机や椅子、おもちゃに日常的に触れ、親子ともに国内の森林資源の豊かさを感じてもらう取り組みが行われている事例があります。...
スギの木材の特徴は?メリット・デメリットを知って活用しよう
「スギ」は、古くから日本人の生活に欠かせない木材として親しまれてきました。その特徴的な木目や温かみのある質感から、現代でも多くの住宅や家具などに使われています。 この記事では、スギ材の特徴に加え、DIYなどで加工する際におけるメリットやデメリット、実際の活用例など、幅広い視点からスギ材をご紹介します。 「スギを使ってDIYに挑戦してみたい」「そもそもスギってどんな木材なの?」そのようにお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。 スギ木材の特徴を知ろう 日本のスギ材活用の歴史は古く、縄文時代の遺跡からスギ製の舟が発掘されたこともあります。現在も国産材生産量の6割(※)を占めるスギは、私たちの暮らしに最も身近な木材と言えるでしょう。 (※)日本で1番多く生産されている木材は何ですか|農林水産省よりhttps://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0610/04.html そんなスギ材の主な特徴は次の通りです。 木目:年輪がはっきりしており、美しい木目が特徴質感:肌触りが柔らかく、温かみのある質感硬度:他の木材に比べて柔らかく、加工しやすい色:丈夫で変形しづらい「赤身」、明るく清潔感のある「白太」、赤太と白太が混じった「源平」などさまざま節:節の有無や数は個体差が大きく、無節材から節が多い材までさまざま香り:森林浴をしているような爽やかな香り ここからは、スギ材のさらに詳しい特徴と、DIYなどで加工する際におけるメリットやデメリットを解説します。 スギ材が持つ魅力やメリットとは スギ材には、次のような魅力やメリットがあります。 肌触りがよく木目が美しい スギは、幹の気密性が低い針葉樹に分類される木です。そのため、触り心地に軽さと柔らかさがあり、すべすべしています。 また、スギは地面から垂直に成長する特性があるため、木材として加工した場合に、他の木の種類よりも比較的直線的な美しい木目が現れるのが魅力です。(木目には個体差があります) 軽量で汎用性が高い スギ材は、他の木材に比べて軽いため、建築やDIYにて扱いやすいとされています。建材や家具などの大型なものだけではなく、桶や箸などの日用品まで幅広く加工できます。 DIY初心者でも加工がしやすい スギ材は他の木材に比べて柔らかいため、DIY初心者の方でも鋸で切ったり釘を打ったり、やすりで磨いたりとさまざまな形に加工しやすい点が特徴です。 断熱性と調湿性に優れている スギ材は、中に空気層を多く含みます。そのため、調湿性に優れており、水分を吸収・放出する働きがあるために湿気が溜まりにくいのが特徴です。 また、高い空隙率から熱伝導率が低く、断熱性にも優れています。例えば、自宅の壁材や床材に使用すれば、夏は涼しく冬は暖かい空間作りに役立ちます。 杉材のデメリットとは スギ材には、メリットだけでなくデメリットも存在します。 表面に傷がつきやすい 前述したように、スギは他の木材に比べて柔らかい特徴を持ちます。そのため、落としたり固いものをぶつけたりすると、表面に傷がつくことがあります。 DIYなどを行う際は、そんな特徴があると理解した上でスギ材を使うことをおすすめします。ついてしまった傷を経年変化と捉えるのも、木材という自然の産物と向き合う楽しみ方のひとつです。 隙間ができやすい スギ材は調湿性に長けている木材のため、湿度が高い場所では、水気を内側に取り込んで膨張する特性があります。 よって、DIYやリフォームなどでものづくりをした際、完成した時点では隙間がない状態だとしても、空気が乾くにつれて歪みが現れるかもしれません。 その点を考慮したうえで、スギ材をどこでどう活用するかを検討するのがおすすめです。...
スギの木材の特徴は?メリット・デメリットを知って活用しよう
「スギ」は、古くから日本人の生活に欠かせない木材として親しまれてきました。その特徴的な木目や温かみのある質感から、現代でも多くの住宅や家具などに使われています。 この記事では、スギ材の特徴に加え、DIYなどで加工する際におけるメリットやデメリット、実際の活用例など、幅広い視点からスギ材をご紹介します。 「スギを使ってDIYに挑戦してみたい」「そもそもスギってどんな木材なの?」そのようにお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。 スギ木材の特徴を知ろう 日本のスギ材活用の歴史は古く、縄文時代の遺跡からスギ製の舟が発掘されたこともあります。現在も国産材生産量の6割(※)を占めるスギは、私たちの暮らしに最も身近な木材と言えるでしょう。 (※)日本で1番多く生産されている木材は何ですか|農林水産省よりhttps://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0610/04.html そんなスギ材の主な特徴は次の通りです。 木目:年輪がはっきりしており、美しい木目が特徴質感:肌触りが柔らかく、温かみのある質感硬度:他の木材に比べて柔らかく、加工しやすい色:丈夫で変形しづらい「赤身」、明るく清潔感のある「白太」、赤太と白太が混じった「源平」などさまざま節:節の有無や数は個体差が大きく、無節材から節が多い材までさまざま香り:森林浴をしているような爽やかな香り ここからは、スギ材のさらに詳しい特徴と、DIYなどで加工する際におけるメリットやデメリットを解説します。 スギ材が持つ魅力やメリットとは スギ材には、次のような魅力やメリットがあります。 肌触りがよく木目が美しい スギは、幹の気密性が低い針葉樹に分類される木です。そのため、触り心地に軽さと柔らかさがあり、すべすべしています。 また、スギは地面から垂直に成長する特性があるため、木材として加工した場合に、他の木の種類よりも比較的直線的な美しい木目が現れるのが魅力です。(木目には個体差があります) 軽量で汎用性が高い スギ材は、他の木材に比べて軽いため、建築やDIYにて扱いやすいとされています。建材や家具などの大型なものだけではなく、桶や箸などの日用品まで幅広く加工できます。 DIY初心者でも加工がしやすい スギ材は他の木材に比べて柔らかいため、DIY初心者の方でも鋸で切ったり釘を打ったり、やすりで磨いたりとさまざまな形に加工しやすい点が特徴です。 断熱性と調湿性に優れている スギ材は、中に空気層を多く含みます。そのため、調湿性に優れており、水分を吸収・放出する働きがあるために湿気が溜まりにくいのが特徴です。 また、高い空隙率から熱伝導率が低く、断熱性にも優れています。例えば、自宅の壁材や床材に使用すれば、夏は涼しく冬は暖かい空間作りに役立ちます。 杉材のデメリットとは スギ材には、メリットだけでなくデメリットも存在します。 表面に傷がつきやすい 前述したように、スギは他の木材に比べて柔らかい特徴を持ちます。そのため、落としたり固いものをぶつけたりすると、表面に傷がつくことがあります。 DIYなどを行う際は、そんな特徴があると理解した上でスギ材を使うことをおすすめします。ついてしまった傷を経年変化と捉えるのも、木材という自然の産物と向き合う楽しみ方のひとつです。 隙間ができやすい スギ材は調湿性に長けている木材のため、湿度が高い場所では、水気を内側に取り込んで膨張する特性があります。 よって、DIYやリフォームなどでものづくりをした際、完成した時点では隙間がない状態だとしても、空気が乾くにつれて歪みが現れるかもしれません。 その点を考慮したうえで、スギ材をどこでどう活用するかを検討するのがおすすめです。...
リサイクルウッドとは?廃棄処分されるはずだった木端材を活用し新たな価値を生み出す
この記事では、「リサイクルウッド」の多様な活用方法について解説します。 主に燃料や家具などの下地として使われることが多いリサイクルウッドですが、KIGâRUでは、DIYや家具の材料としても活かし、新たな価値を生み出しています。 リサイクルウッドを使った木材や家具を選ぶことで、エシカルな選択をしながら、日々の暮らしを豊かにすることができるでしょう。 廃棄処分されるはずだった木端材がどのように生まれ変わるのかご覧ください。 KIGâRUが考えるリサイクルウッドとは? KIGâRUでご紹介するリサイクルウッドとは、工場で発生する木の切れ端などを新しい材料として再加工したものです。 具体的には、DIYの材料や家具、インテリアとして蘇らせます。 捨てられるはずの木材をもう一度再構成して別の用途で使うことは、森林資源を余すことなく活用することにつながります。 また、通常は燃料等になるはずだった木端材を、燃やさずに家具などとして使えば、CO2削減にも寄与できます。 KIGâRUが展開するリサイクルウッドの活動 KIGâRUで取り扱っているブランド「second cycle wood」では、木端材を活用した家具を展開しております。 「second cycle wood」のコンセプトは「Furniture for the Future(家具の選び方次第で未来は変えられる)」 木材をプレカット加工する際に出る行き場のない木端材に命を吹き込み、家具や雑貨にして提供することで、焼却処分されるはずだった木端材がリサイクルされます。 デザイン性の高い家具で毎日の暮らしを彩りながらも、実は環境にも優しい。そんな新しい価値をお届けする活動を行っています。 この活動ができるのは、集成材、LVL、プレカット材の大手メーカーとリサイクルウッド製品製造の先進企業が連携したからこそ。(※) 木材製品の加工過程に携わる企業ならではの「リサイクルウッド」の取り組みです。 (※)集成材、LVL、プレカット材の大手メーカー・・・当ショップKIGâRUを運営するファーストウッド株式会社 リサイクルウッド製品製造の先進企業・・・関東ウッドリサイクル株式会社 リサイクルウッドを使った個性的なインテリア・アイテム例 テーブルやシェルフ、壁材など、さまざまな形でリサイクルウッドを生活空間に取り入れることで、温かみと個性を演出できます。 当ショップ、KIGâRUで販売しているリサイクルウッドを使ったインテリアやアイテムをご紹介します。 杉の芯棒...
リサイクルウッドとは?廃棄処分されるはずだった木端材を活用し新たな価値を生み出す
この記事では、「リサイクルウッド」の多様な活用方法について解説します。 主に燃料や家具などの下地として使われることが多いリサイクルウッドですが、KIGâRUでは、DIYや家具の材料としても活かし、新たな価値を生み出しています。 リサイクルウッドを使った木材や家具を選ぶことで、エシカルな選択をしながら、日々の暮らしを豊かにすることができるでしょう。 廃棄処分されるはずだった木端材がどのように生まれ変わるのかご覧ください。 KIGâRUが考えるリサイクルウッドとは? KIGâRUでご紹介するリサイクルウッドとは、工場で発生する木の切れ端などを新しい材料として再加工したものです。 具体的には、DIYの材料や家具、インテリアとして蘇らせます。 捨てられるはずの木材をもう一度再構成して別の用途で使うことは、森林資源を余すことなく活用することにつながります。 また、通常は燃料等になるはずだった木端材を、燃やさずに家具などとして使えば、CO2削減にも寄与できます。 KIGâRUが展開するリサイクルウッドの活動 KIGâRUで取り扱っているブランド「second cycle wood」では、木端材を活用した家具を展開しております。 「second cycle wood」のコンセプトは「Furniture for the Future(家具の選び方次第で未来は変えられる)」 木材をプレカット加工する際に出る行き場のない木端材に命を吹き込み、家具や雑貨にして提供することで、焼却処分されるはずだった木端材がリサイクルされます。 デザイン性の高い家具で毎日の暮らしを彩りながらも、実は環境にも優しい。そんな新しい価値をお届けする活動を行っています。 この活動ができるのは、集成材、LVL、プレカット材の大手メーカーとリサイクルウッド製品製造の先進企業が連携したからこそ。(※) 木材製品の加工過程に携わる企業ならではの「リサイクルウッド」の取り組みです。 (※)集成材、LVL、プレカット材の大手メーカー・・・当ショップKIGâRUを運営するファーストウッド株式会社 リサイクルウッド製品製造の先進企業・・・関東ウッドリサイクル株式会社 リサイクルウッドを使った個性的なインテリア・アイテム例 テーブルやシェルフ、壁材など、さまざまな形でリサイクルウッドを生活空間に取り入れることで、温かみと個性を演出できます。 当ショップ、KIGâRUで販売しているリサイクルウッドを使ったインテリアやアイテムをご紹介します。 杉の芯棒...
DIYをもっと気軽に、初心者から上級者まで楽しむための木材の知識
DIYは、自分好みに自由な方法で家具を作れたり、世界に一つだけのオリジナルが作れるという特別感、そして場合によっては既製品よりもコストが抑えられるという面から、近年人気が高まっています。 DIYでは木材を主な材料として使います。木材はホームセンターでも簡単に手に入りますが、初心者の方には豊富な種類から目的に応じた木材を選ぶのが難しいこともあります。なぜなら、DIYに使う木材にはそれぞれ特徴があり、扱いやすさも木の種類によって変わるからです。 そこでこの記事では、DIYでよく使う木材の特徴や用途について詳しくお伝えします。初めてDIYをされる方はもちろん、セルフリノベーションや本格的な家具作りをされる上級者の方も参考にしていただければ幸いです。 DIYでよく使われる木材の特徴と使用シーン まずはDIYでよく使われる木材の種類とそれぞれの特徴、使用シーンをご紹介します。目的に応じて適した木材を選び、DIYを楽しみましょう。 針葉樹(スギ・ヒノキ・カラマツなど) スギは地面から垂直に成長するため、木材に加工した際に表れる木目が美しいのが特徴です。通気性が高く空気を含んでおり、木目に触れるとほのかに温かみを感じられます。 軽く柔らかい素材で加工がしやすく、建材や家具・建具、フローリングなど様々な用途で使われています。もちろん、DIYでもよく使われる木材です。テーブルやベンチ、子ども用のおもちゃなどを作るためにスギを選ぶ方も多いです。 一方でその柔らかさから、無垢材として使用するときには傷がつきやすいことを覚えておきましょう。ついた傷は経年変化による「味」と捉えると、木の自然な風合いを楽しめます。 ヒノキは芳醇な香りがすることで知られており、木肌は白に近い色で高級感を感じられる木材です。後に解説するカラマツに比べると軽量・柔軟で、長期間の保存にも適した実用性の高い木材です。 カラマツは針葉樹の中では丈夫な木材に分類されます。スギやヒノキに比べて重くて硬めなのが特徴です。カラマツの中心部分は、若い木は比較的淡い色ですが、樹齢が増すほど褐色に変化していきます。木目はらせん状になっており、木肌は粗いです。仕上げ材として使う場合は丁寧に研磨する必要があるでしょう。 広葉樹(タモ・オーク) タモはモクセイ科トネリコ属の広葉樹で、製材されたものが「タモ」と呼ばれています。硬くて重厚なタモは広葉樹の中では加工がしやすく、肌触りはなめらかです。ナチュラルな色合いでどんな雰囲気にも馴染むことができ、均一な木目で弾力性があるため、家具材や内装材に多く利用されています。 SPF材 SPF材は、DIYでよく使われている木材です。Spruce(エゾ松)、Pine(松)、Fir(もみ)、3種類の木材を総称したものを言います。SPF材のほとんどが輸入材であり、材質が柔らかく軽量で、早く育つ木のため安価で販売されています。 集成材 集成材は木目の綺麗な部分を接着剤で組み合わせて作られた木材です。節や割れなどが取り除かれているため、一枚板(無垢材)などに比べてまっすぐで割れが少ないのが特徴です。 幅はぎ材 幅はぎ材は、無垢板を幅方向に接ぎ合わせて作られています。無垢の一枚板と比較すると、反りにくく割れにくい板になります。また、集成材よりも一つの材が大きく接合部分が少ないため、より一枚板に近い風合いを出すことができるのも特徴の一つです。 これからDIYを始める人が扱いやすい木材は? これからDIYを始める方が扱いやすい木材は、スギなどの針葉樹をはじめ、SPF材や集成材などが挙げられます。SPF材や集成材は扱いやすいように加工されており、無垢材に比べて使いやすく失敗が少ない木材です。 DIY上級者向けの木材とは? DIY上級者には、扱いが難しいとされているタモやオークなどの広葉樹や、無垢材、合板などの利用もおすすめです。重厚感があり表面強度も優れている広葉樹を使うことで、DIYの幅が広がり、作る家具のバリエーションやグレードもアップします。 KIGâRUがおすすめするDIYアイテム 前の2章を受けて、KIGâRUがおすすめするDIYアイテムを紹介し、商品個別ページに繋げる まとめ DIYに使用されるさまざまな種類の木材は、木の種類によって特徴があります。初心者には加工が難しい木材もあるため、それぞれの木の特徴を知り、ご自身の技術に適した材料を選ぶことが大切です。
DIYをもっと気軽に、初心者から上級者まで楽しむための木材の知識
DIYは、自分好みに自由な方法で家具を作れたり、世界に一つだけのオリジナルが作れるという特別感、そして場合によっては既製品よりもコストが抑えられるという面から、近年人気が高まっています。 DIYでは木材を主な材料として使います。木材はホームセンターでも簡単に手に入りますが、初心者の方には豊富な種類から目的に応じた木材を選ぶのが難しいこともあります。なぜなら、DIYに使う木材にはそれぞれ特徴があり、扱いやすさも木の種類によって変わるからです。 そこでこの記事では、DIYでよく使う木材の特徴や用途について詳しくお伝えします。初めてDIYをされる方はもちろん、セルフリノベーションや本格的な家具作りをされる上級者の方も参考にしていただければ幸いです。 DIYでよく使われる木材の特徴と使用シーン まずはDIYでよく使われる木材の種類とそれぞれの特徴、使用シーンをご紹介します。目的に応じて適した木材を選び、DIYを楽しみましょう。 針葉樹(スギ・ヒノキ・カラマツなど) スギは地面から垂直に成長するため、木材に加工した際に表れる木目が美しいのが特徴です。通気性が高く空気を含んでおり、木目に触れるとほのかに温かみを感じられます。 軽く柔らかい素材で加工がしやすく、建材や家具・建具、フローリングなど様々な用途で使われています。もちろん、DIYでもよく使われる木材です。テーブルやベンチ、子ども用のおもちゃなどを作るためにスギを選ぶ方も多いです。 一方でその柔らかさから、無垢材として使用するときには傷がつきやすいことを覚えておきましょう。ついた傷は経年変化による「味」と捉えると、木の自然な風合いを楽しめます。 ヒノキは芳醇な香りがすることで知られており、木肌は白に近い色で高級感を感じられる木材です。後に解説するカラマツに比べると軽量・柔軟で、長期間の保存にも適した実用性の高い木材です。 カラマツは針葉樹の中では丈夫な木材に分類されます。スギやヒノキに比べて重くて硬めなのが特徴です。カラマツの中心部分は、若い木は比較的淡い色ですが、樹齢が増すほど褐色に変化していきます。木目はらせん状になっており、木肌は粗いです。仕上げ材として使う場合は丁寧に研磨する必要があるでしょう。 広葉樹(タモ・オーク) タモはモクセイ科トネリコ属の広葉樹で、製材されたものが「タモ」と呼ばれています。硬くて重厚なタモは広葉樹の中では加工がしやすく、肌触りはなめらかです。ナチュラルな色合いでどんな雰囲気にも馴染むことができ、均一な木目で弾力性があるため、家具材や内装材に多く利用されています。 SPF材 SPF材は、DIYでよく使われている木材です。Spruce(エゾ松)、Pine(松)、Fir(もみ)、3種類の木材を総称したものを言います。SPF材のほとんどが輸入材であり、材質が柔らかく軽量で、早く育つ木のため安価で販売されています。 集成材 集成材は木目の綺麗な部分を接着剤で組み合わせて作られた木材です。節や割れなどが取り除かれているため、一枚板(無垢材)などに比べてまっすぐで割れが少ないのが特徴です。 幅はぎ材 幅はぎ材は、無垢板を幅方向に接ぎ合わせて作られています。無垢の一枚板と比較すると、反りにくく割れにくい板になります。また、集成材よりも一つの材が大きく接合部分が少ないため、より一枚板に近い風合いを出すことができるのも特徴の一つです。 これからDIYを始める人が扱いやすい木材は? これからDIYを始める方が扱いやすい木材は、スギなどの針葉樹をはじめ、SPF材や集成材などが挙げられます。SPF材や集成材は扱いやすいように加工されており、無垢材に比べて使いやすく失敗が少ない木材です。 DIY上級者向けの木材とは? DIY上級者には、扱いが難しいとされているタモやオークなどの広葉樹や、無垢材、合板などの利用もおすすめです。重厚感があり表面強度も優れている広葉樹を使うことで、DIYの幅が広がり、作る家具のバリエーションやグレードもアップします。 KIGâRUがおすすめするDIYアイテム 前の2章を受けて、KIGâRUがおすすめするDIYアイテムを紹介し、商品個別ページに繋げる まとめ DIYに使用されるさまざまな種類の木材は、木の種類によって特徴があります。初心者には加工が難しい木材もあるため、それぞれの木の特徴を知り、ご自身の技術に適した材料を選ぶことが大切です。