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スギの木材の特徴は?メリット・デメリットを知って活用しよう

スギの木材の特徴は?メリット・デメリットを知って活用しよう

「スギ」は、古くから日本人の生活に欠かせない木材として親しまれてきました。その特徴的な木目や温かみのある質感から、現代でも多くの住宅や家具などに使われています。

この記事では、スギ材の特徴に加え、DIYなどで加工する際におけるメリットやデメリット、実際の活用例など、幅広い視点からスギ材をご紹介します。

「スギを使ってDIYに挑戦してみたい」「そもそもスギってどんな木材なの?」そのようにお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

スギ木材の特徴を知ろう

日本のスギ材活用の歴史は古く、縄文時代の遺跡からスギ製の舟が発掘されたこともあります。現在も国産材生産量の6割(※)を占めるスギは、私たちの暮らしに最も身近な木材と言えるでしょう。

(※)日本で1番多く生産されている木材は何ですか|農林水産省より
https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0610/04.html

そんなスギ材の主な特徴は次の通りです。

木目:年輪がはっきりしており、美しい木目が特徴
質感:肌触りが柔らかく、温かみのある質感
硬度:他の木材に比べて柔らかく、加工しやすい
色:丈夫で変形しづらい「赤身」、明るく清潔感のある「白太」、赤太と白太が混じった「源平」などさまざま
節:節の有無や数は個体差が大きく、無節材から節が多い材までさまざま
香り:森林浴をしているような爽やかな香り

ここからは、スギ材のさらに詳しい特徴と、DIYなどで加工する際におけるメリットやデメリットを解説します。

スギ材が持つ魅力やメリットとは

スギ材には、次のような魅力やメリットがあります。

肌触りがよく木目が美しい

スギは、幹の気密性が低い針葉樹に分類される木です。そのため、触り心地に軽さと柔らかさがあり、すべすべしています。

また、スギは地面から垂直に成長する特性があるため、木材として加工した場合に、他の木の種類よりも比較的直線的な美しい木目が現れるのが魅力です。(木目には個体差があります)

軽量で汎用性が高い

スギ材は、他の木材に比べて軽いため、建築やDIYにて扱いやすいとされています。建材や家具などの大型なものだけではなく、桶や箸などの日用品まで幅広く加工できます。

DIY初心者でも加工がしやすい

スギ材は他の木材に比べて柔らかいため、DIY初心者の方でも鋸で切ったり釘を打ったり、やすりで磨いたりとさまざまな形に加工しやすい点が特徴です。

断熱性と調湿性に優れている

スギ材は、中に空気層を多く含みます。そのため、調湿性に優れており、水分を吸収・放出する働きがあるために湿気が溜まりにくいのが特徴です。

また、高い空隙率から熱伝導率が低く、断熱性にも優れています。例えば、自宅の壁材や床材に使用すれば、夏は涼しく冬は暖かい空間作りに役立ちます。

杉材のデメリットとは

スギ材には、メリットだけでなくデメリットも存在します。

表面に傷がつきやすい

前述したように、スギは他の木材に比べて柔らかい特徴を持ちます。そのため、落としたり固いものをぶつけたりすると、表面に傷がつくことがあります。

DIYなどを行う際は、そんな特徴があると理解した上でスギ材を使うことをおすすめします。ついてしまった傷を経年変化と捉えるのも、木材という自然の産物と向き合う楽しみ方のひとつです。

隙間ができやすい

スギ材は調湿性に長けている木材のため、湿度が高い場所では、水気を内側に取り込んで膨張する特性があります。

よって、DIYやリフォームなどでものづくりをした際、完成した時点では隙間がない状態だとしても、空気が乾くにつれて歪みが現れるかもしれません。

その点を考慮したうえで、スギ材をどこでどう活用するかを検討するのがおすすめです。

スギ材の魅力を引き出す用途例

スギ材の持つ温かみや優しい香りは、住まいに安らぎを与えてくれます。美しい木目や柔らかい質感など、杉材の魅力を引き出せる具体的な用途例をご紹介します。

個人でDIYを楽しむなら

テーブルや椅子

DIY初心者の方でも作りやすいのが、テーブルや椅子です。シンプルなデザインから、自分だけのオリジナルデザインまで、幅広いバリエーションが楽しめます。

例えば、天板にスギの無垢材を使用し、脚の部分にアイアンを取り付けることで、モダンな雰囲気のテーブルを作れます。

収納ボックス

木目が美しいスギ材の収納ボックスは、お部屋のアクセントになります。おもちゃ箱や小物のストッカーとしてはもちろん、断熱性と調湿性に優れている特徴を生かし、根菜ストッカーとして用いる例もあります。

木彫りや木工細工

スギの柔らかく加工しやすい特性は、木彫りや木工細工にも最適です。オブジェや小物の表面に沿って美しい木目が現れるため、木の持つナチュラルな質感を楽しめるでしょう。

家具や建築の資材として活用するなら

無垢材家具

スギの無垢材で作られた家具は、木の温もりと自然の美しさを最大限に引き出します。ダイニングテーブルやリビングテーブル、ベッドなど、暮らしのさまざまな家具に取り入れられ、空間に心地よさをもたらします。無垢材は、経年変化によって味わいが深まるのも魅力の一つです。

壁材

スギ材の壁は、部屋に温もりと落ち着きを与えてくれます。特に、リビングや寝室などのリラックスしたい空間にはぴったりです。

スギ材の壁は、無垢材そのままの自然な風合いを楽しむのも良いですし、塗装などを施し仕上げることで、より個性的な空間を作れます。

床材

フローリング材として使用すれば、足触りの良い空間になります。スギ材のフローリングは、素足で歩いても心地よく、冬は暖かく夏は涼しいと、一年を通して快適に過ごせるのが魅力です。

さらに、前述したとおり杉材は調湿性にも優れているため、室内環境を快適に保つ効果も期待できます。

スギ材は、その柔らかさゆえに縦に割れやすいため、木の構造を確かめながら作業する必要があります。しかし、他の木材に比べて木の表情が豊かです。そのため「素朴な雰囲気を出したい場合は節が多い材」「すっきりとした空間を作りたい場合は節が少ない材」など、目的に応じてさまざまな使い方ができます。

スギ材の魅力を活かして、あなたらしい空間作りを

スギ材は、日本の風土に育まれた、温かみのある木材です。その特徴的な木目や柔らかな肌触りは、住む人の心を癒やしてくれます。

KIGâRUでは、高品質な国産スギ材を豊富に取り揃えています。DIY初心者の方からプロの方まで、様々なニーズにお応えできる商品をご用意しております。

ぜひ、KIGâRUのスギ材を使って、あなたらしい空間作りをお楽しみください。

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